ウィズコロナ時代にノベルティグッズの役割を今一度考えてみる。

グッズは主役にも脇役にもなれる。
と常々アライズのバッチリ缶バッジは思っております。

グッズそのものをメインの売上にする役割と、メインの商品に振り向いてもらうために背中を押す役割とに分かれますが、
今日はノベルティ(一見脇役)としてのグッズについてお話しようと思います。

<ノベルティの歴史>
ノベルティとはいつから始まった文化なのでしょうか?

元は配布用のチラシとして木版で印刷されていた「引札(ひきふだ)」という紙媒体が起源という説があります。

江戸時代に商家が自店広告のために配布する広告印刷物として登場し、最初に引札を大々的に配布したのは越後屋三井(呉服屋)だそうです。

当初は、現在でいうところの新聞の折り込みチラシ同様にきっと多くの引札が破棄されていたことでしょう。
それがいつしか「すぐに破棄されないために」実用性を取り入れる…という流れになり、
現在のカレンダー年表のように日付が印刷された広告に形を変えていったのだそうです。

これが年末に取引先に届ける自社広告カレンダーの原型ともいえます。
もらった後も捨てずに使用できるようにするという現代にも共通する「エコ」な発想がこうした新しい引札の形に進化しました。
江戸時代にすでにアフターユースが考えられていたのですね。

こうして引札が時代を経て形を変えて、現在のようにバラエティに富んだノベルティグッズになっていたのです。
<ノベルティグッズの役割>

ここまで江戸時代のお話をしてきましたが、現代ではノベルティはどんな役割を果たしているでしょうか?

江戸時代と同じ「自社の広告」という役割はもちろん、「特典」という形で受け取った人に特別感や喜びを一緒に渡すことができます。
そして体験型商品などの「付加価値」にもなります。

紙媒体以外にも名入れやメッセージなど、オリジナル性を出せるのでようになったことで
社名や店舗名をさりげないデザイン、おしゃれなデザインでノベルティグッズに入れる会社さんも出てきて
アフターユースの要素がより高まっていると言えます。

グッズを受け取るときには脇役的な要素が強いですが、アフターユースにおいては主役的な役割となっていくのですね。


<ウィズコロナの中でのグッズの役割>

Go to トラベルキャンペーンやGo To Eatキャンペーンが始まって少しずつ人手が戻ってきている場所も、まだまだ厳しい場所もある中、
ノベルティグッズが再びスポットを浴びるタイミングに来ているのではないかと思います。

ウィズコロナの生活はもう少し長くなることがわかっている中、密にならないブレーキをかけながら
より多くのお客様を呼び込みたい飲食店、旅行業界、ホテル業界、イベント業界…各業界にとってキャンペーンに
プラスアルファの特典をつけることはとても大事なポイントになるのではないでしょうか。

特典のひとつがこれまでお話してきたノベルティグッズです。
そして、グッズを作るだけでなく、受け取った側が「もらって終わり」ではなく「もらってからも使える」、
つまりアフターユースを兼ね備えたグッズは更なる特別感を演出できます。

飲食関係であれば、使用した箸や箸置きをそのまま思い出と一緒に持ち帰って、
自宅でも使用できるといった取り組みを以前から取り組んでいるお店を見かけます。

更なるグッズ提案をするとすれば、例えば飲食にまつわる食器やふきん、ランチョンマット等もキャンペーンなどと合わせて
プレゼントするなど、アイデア次第でお見せの魅力も一緒にアピールできます。

直近の話題として、10月5日から予約を開始したサンシャインシティプリンスホテル「ちびまる子ちゃん」タイアップルーム宿泊プランをご紹介します。

こちらのプランの魅力は何と言ってもちびまる子ちゃんに登場するキャラクターのイラスト(しかもこちらの宿泊プランのための描き下ろしイラスト!)に
囲まれた部屋に宿泊できること。
そして宿泊者には宿泊者限定のオリジナルのグッズ(缶バッジとアクリルキーホルダー)がもらえるのです。

実用品(装飾品)としてのアフターユース、そして宿泊したことを思い出すことのできる記念品としてのアフターユースも兼ね備えた
素敵なノベルティグッズですね。

このように、既にグッズを特典として取り入れながら展開をしている店舗が増えて、グッズを通した明るい光が増えることを祈ります。
そしてもちろん、私たちは光を支える力になることをお約束します!


 

 

 

 

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